椅子研 海外家具視察調査の旅 ② ~ ケルン から パリ へ ~
今日は、今までの乾燥した大寒波からうって変って、生暖かい気温で大嵐。。
今朝工房に行ったら、大量の雨が吹き込み、大切な機械に錆が浮いていました。。。(涙)
みなさんは大丈夫でしたか?
先日の、海外家具視察調査の旅 続編です。
2日間のケルン国際家具見本市の視察を終え、夜に特急タリスでパリに向かいました。
途中、短い区間でしたが、ベルギーの国境を越えました。国境を越える際、一旦停車し電源が落とされ停電になりビックリしました。そしてどうやら乗務員の入れ替えを行ったようです。
終着駅のパリに到着。先頭車両をパチリ。乗り物好きの僕にはたまらないひと時です (笑)
雨の降る中、タクシーで移動、小さなホテルにチェックインしました。
チェックインの時は夜で暗く気が付きませんでしたが、想像していた 「華の都パリ」 とはほど遠い
、辺り一面ゴミだらけ、車はどれもボコボコ。。。 とても危険な香りです。。。
地下鉄で、ルーブル美術館に向かいます。 嫌な予感がしたんですよ。
切符を買おうと財布を出したら、案の定チンピラに囲まれました。。
日本語で応えながらその場をなんとか逃げ去り、一区間歩きました。 怖かった。。。
地下鉄を降り、地上に上がるとそこはコンコルド広場です。
テレビや本でしか見たことのない世界が目の前に広がります。
ルーブル美術館と言えば、ミロのビーナス、モナリザなんでしょうけど(もちろん見ましたよ(笑))
一番の目的は、家具と言われるもののルーツ。大量に収蔵してある、エジプト・ルイ大朝の現物をこの目で見ることにありました。 また、ルーブルは全て写真撮影がOKなんですね。
僕も、 「アンティーク調」 などと言って椅子やテーブルを作ったりするのですが、そんな事を言ってしまう自分が恥ずかしくなってきます。 そして、現物が目の前にあります。。。
王朝時代に想いをはせると、そのモノの重み、不思議なオーラがあります。
「お前は!」 遠くで言われている様で、複雑な気分になったりしました。
ルーブルから歩いて数分の所に オルセー美術館 があります。
こちらにも立ち寄り、ここはアールヌーボーインテリア家具が沢山収蔵されており、
近代インテリアのルーツとなる作品を目の当たりにしました。
ここは写真撮影が厳重にNGで、建物周辺もテロ対策なのか、機関銃を持った兵士が監視しており
画像は有りません。。。
珍道中(笑)は続きますが、楽しい旅でした。