その他のブログ記事

皆さんこんにちは。

久々のブログ更新です。 すっかり冬になってしまいました。。 

 

先日、「母の嫁入り道具の50年以上前の鏡台を修理して欲しい」 との依頼を受けました。

家を新築したので、永年使ってきた鏡台もリフレッシュしたいとの事でした。

再生修理を行い納品してきましたので、こちらのブログで紹介したいと思います。

 

P1160656.JPG

 

パッと見は、再塗装すれば綺麗になると思いましたが。。

 

P1160658.JPG

 

よく見ると。

 

P1160662.JPG

 

あらら、、

 

P1160663.JPG

 

扉の蝶番は新しい物に取り替えです。

 

P1160667.JPG

 

まず、現状の塗膜を剥がし、元の木地を出します。

と思いましたが、 やっぱ昔の鏡台ですね。漆で仕上げているみたいです。

サンダー、溶剤では全く歯が立ちません。。

そこで、表面は突き板(薄くスライスされた板)を貼ることにしました。

 

P1160669.JPG

 

 

P1160672.JPG

 

突き板を貼る為に、凸凹をならし下地を整えます。

 

P1160673.JPG

 

引出し内部は、化粧品がこぼれたみたいで、ベトつき、汚れが堆積しています。

溶剤で削ぎ落とし、サンドペーパーで磨き再塗装でリフレッシュします。

 

P1160675.JPG

 

 

P1160676.JPG

 

突き板貼りをしました。

今回は、モダンな部屋に合うように、オーク(ナラ材)を選択しました。

上部の鏡ベース部分は、再利用が困難だった為、同形状で作り直しました。

 

 

P1160681.JPG

 

中央の引き出しは紛失していたので、新規に作ります。

 

P1160691.JPG

 

 

P1160696.JPG

 

再利用する金物は、磨いて錆を落とし、防錆処理を施してから塗装します。

 

P1160700.JPG

 

鏡は、永年の汚れで曇ってますね。。

 

P1160697.JPG

 

ガラス用研磨剤で磨いてやると、まだこんなに綺麗になりますよ♪

 

P1160707.JPG

 

 

P1160703.JPG

 

部品を組み上げて完成です。

 

P1160715.JPG

 

そして、お客様の元へ帰っていきます。

 

P1160719.JPG

 

見違えった姿に驚き、大変喜んで頂けました。

 

母から娘へ 世代を越えて 。。

愛着あるモノの再生修理は、 

お客様、木工職人。  お互い幸せな気分になりますね。

昨夜は大嵐。今日は、朝からポカポカ陽気。

今日は、修理完了した水屋タンスの納品日でした。

 

先日、家の建て替えを機に、今まで収納箱として使用していた古い水屋タンス

修理して欲しいとの依頼がありました。

そしてこれからは、飾棚として使用したいとの事でした。

 

RIMG1367.JPG

 

引き取り後、改めて確認してみます。

パッと見は綺麗かな?? 組手が緩み、建て付けがグニャグニャです。

 

RIMG1368.JPG

 

板戸は割れています。 今回は飾棚に改造の為、ここはガラスに交換します。

 

RIMG1369.JPG

 

内部は、永年のホコリが堆積していて、こびり着いています。 ここは完全にリフレッシュします。

 

RIMG1370.JPG

 

全体的に、このように傷が入っています。

始め、この傷や凹みを完全に取り除き、新品同様に蘇らせるつもりでしたが、

しばらく見ていると。。

 

「イヤイヤ、これは中々味わい深いじゃないか。もったいないよ。」

お客様と相談し、計画変更です。

 

RIMG1373.JPG

 

分解出来る所までバラします。

お客様も、「よく分からない」 と言ってましたが、

これは、50年、60年どころじゃないみたいです。 古い家具は基本に忠実に作ってあります。

 

RIMG1375.JPG

 

だから簡単に分解出来るんです。

 

RIMG1376.JPG

 

RIMG1377.JPG

 

永年の汚れ。

砂埃、ミノムシ、ネズミの糞。。 古いクモの巣は中々取れないね。

 

RIMG1379.JPG

 

汚れを取り除き、木地を削っていきます。

カンナで全て仕上げてしまうと、味わい深い傷が消えてしまうので、

サンドペーパーで慎重に仕上げていきます。

 

RIMG1404.JPG

 

鏡板は必要無いので取り外し、木地を仕上げます。

 

RIMG1406.JPG

 

今までの生活の中で付いてしまった傷を残します。そして綺麗に塗装し直すと、これが活きてきます。

 

RIMG1403.JPG

 

RIMG1407.JPG

 

木地仕上げが完了です。 

 

RIMG1457.JPG

 

いきなり完成しちゃってますが (笑)

塗装して、ガラス、引手を取り付け完了です。

 

RIMG1447.JPG

 

ガラスは、普通の板ガラスではなく、昔の手作り風の波打ったアンティーク調ガラスにしてみました。

けど、当時はこれが普通の板ガラスだったんですけどね。  現在は特殊ガラスです。

 

RIMG1451.JPG

 

再生家具ですと、安易に濃い色で塗装してボロ隠しをしているモノをよく見かけますが、

木地をちゃんと整えてあげれば、まだ綺麗な木目が出るんです。

 

RIMG1466.JPG

 

引き出し内部も、削って綺麗に塗装します。

 

RIMG1460.JPG

 

錆びていた取手は磨き、黒のエナメルで塗装します。

 

RIMG1473.JPG

 

そして、お客様のもとに帰っていきます。

 

RIMG1474.JPG

 

新しいお家。そして新しい生活が始まりますね。

またがんばってね。

 

 

納品の帰り道。。。  道に迷いました。。

 

RIMG1477.JPG

 

偶然、高校時代に通ってた塾の前を、20年以上ぶりに通過。

あの頃の夢と今は違うけど、
希望に満ちていた思い出の場所です。

 

なんか、ほっこりした気分の一日でした。