クラフトのブログ記事

 

 

S字手摺.JPGのサムネール画像

 

新築のお客様から、「玄関にS字型の手すりを付けたい」との依頼がありました。

既製品には無いようで、当工房にて製作することになりました。

 

「木の棒を曲げる」

古くから、熱い蒸気で軟らかく煮て曲げる技術はあるのですが、当工房には

そんな大がかりな設備は無く、当方で持てる技術で曲げます。

 

 DSC01057.JPGのサムネール画像

 

今回は、積層曲げ木と言われる方法で行いました。

この様に、薄い板にすれば曲りやすいですよね。

仕上がりは、直径36ミリの丸棒ですので、厚さ2ミリの板を18枚重ねて接着します。

 

 

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この様に、凸型と凹型の治具を作り、プレスで締めこんでやろうと言う寸法です。

 

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接着剤を塗り、丸1日プレスで締めこみます。

 

 

 

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治具から外し、ホラ! 曲がったよ (笑)

 

 

 

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機械である程度丸く加工してから、鉋で滑らかに削っていきます。

 

 

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完成 。

 

 

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この技術を用いて、

最近では、サイドボードの笠木の再生を行いました。http://factory-den.com/repair/

 

過去には、「車のハンドルをウッドに改造して!」 の依頼もありました(笑)

 

互い違いに、色の違う材を積層すれば、シマシマ模様を作れるのも、

積層曲げ木の技術の特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日のおもちゃトラックの製作からうって変わって、

今日は、厨子(卓上仏壇)のモックアップの依頼があり製作しました。

 

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製品版はケヤキ材にて製作ですが、今回は形状確認用なので、

加工のしやすいカツラ材を使用します。

 

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屋根になる部分は、塊から削り出します。こんな自作の豆鉋を使用します。

 

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仏壇などは、他の木工作品と違い、木のぬくもりではなく、

キリッとした緊張感を心がけます。

 

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この様に、バラせるように組み立て式になります。

組手は、緩くも無く固くも無く。少しの力で 「クッ」と締まる様に加工します。

この微妙な感触で作品のクオリティーが決まります。

 

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厨子は、大きな仏壇が置けない都市型の生活圏の方に需要が多いと聞きます。

お位牌や写真など、故人を思う場所。

日本人の心です。

 

 

 

 

 

 

クリスマスシーズンに向けて、

当工房は、木のトラック工場になってます(笑)

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IKA+DENシリーズ、トレートラックhttp://factory-den.com/gallery/ikaden/ を

子供向けの玩具として受注を受けました。

 

DSC01103.JPG本来、トレートラックは、

大人向けの「机上の道具」として考えており、

木部は大井川ヒノキ、車輪はアルミ削り出しなのですが、

幼児の玩具として考えると、乱暴な扱いにも耐えうる堅い材、ナラに。

車輪は、床や家具などに傷を付けないように木製(ウォールナット)に変更しました。

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仕上げ塗装は、人畜無害の植物性オイルで仕上げてあります。

小さなお子様が舐めたりかじったりしても安心です。

やっぱり 「木の車」は可愛いですね。

僕も車が大好きですし、今後、車種のバリエーションを増やして行こうと思います(笑)