2012年4月アーカイブ

もうすっかり春。

ぽかぽか陽気でとても過ごしやすい季節になりましたね。

お昼過ぎにはとても眠くなりますが。。。(笑)

 

ホームページを開設してから、メールでのオーダー家具のお問い合わせが増えてきました。

まだまだ一般的ではないオーダー家具。

こちらのブログで、完成までの流れを紹介したいと思います。

 

先月、ホームページをご覧になった新築のお客様から、TVボードのご注文を頂きました。

ご来店時、寸法と、スケッチを持ってきてくれました。

過去の施工事例やインテリア雑誌などを見ながら打ち合わせをし、

お客様のご要望、好み(樹種、イメージ)などをお聞きします。

 

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打ち合わせを基に、1/10 サイズで製図を行い

後日、出来上がった図面を基に再打ち合わせを行い、細部を煮詰めていきます。

木目模様、足の形状、引出、仕上げ塗装 ・・・・

お客様とお話ししていくうちに、ライフスタイルや好みが分かって来るような気がします。

そして僕なりの解釈、アレンジを加え最終決定します。

打ち合わせをする僕本人が作り手なのでそのまま反映されます。  ここ重要 (笑)

 

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そして製作に入ります。

 

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天板は、お客様のご要望でアメリカンチェリーの無垢材にて製作して重厚感を演出します。

 

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黒基調のスタイリッシュなお住まいにイメージが合うように、本体、扉の木目は真っ直ぐな柾目、

内部はマットブラックとしました。

 

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旦那様こだわりの 四方転びの脚 いい感じです。

 

今回はここまで。   完成までおたのしみに。

 

 

 

 

 

 

 

昨日は、季節外れの大嵐。

そして、うって変わって気持ちの良い晴天。しかし風がとても強く、花粉が。。。辛いです。。

今日は、ダイニングチェア修理が完了したので納品に行ってきました。

 

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このウォールナットのダイニングテーブルとチェアーのセット。

8年前、僕がまだ木工所の雇われ職人だった頃、

高校時代の親友から、「弟が家を建てるので、ダイニングセットを作ってくれないか?」

と話がありました。

その頃はちょうど、「自分の工房を持ちたい」 と思っていた時期で、

予算は20万円だったかな? 材料代は、たしか7万円弱。

残りのお金で中古のガタピシな木工機械を買い、

初めて勤め先の設備は使わずに、自宅の車庫で作った想い入れのある作品です。

 

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先日、「椅子の後脚がグラグラする」 と連絡があり、引き取りに行きました。

8年ぶりの再会です。

 

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8年の歳月により、加工精度の甘さ、正直です。 確実に表れます。

たった数年でグラつく。恥ずかしかったけど、椅子は構造的に何処から壊れやすいのか。

ましてや自分が作ったモノ。 これに勝る勉強材料はありません。

分解出来るところは全て分解し、構造部分の経年変化を確認しながら組立てて、

自分自身の再確認にもなりました。

 

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軽く拭いただけでこの艶。 無垢材のオイル仕上げの椅子は、

「使い込むにつれ深みが増し、味わい深くなる」 ホントですね。

 

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一緒に作ったダイニングテーブルは、頑丈にしっかりしていました。

ノーメンテナンスですよ。(笑) と言ってたけど、深みが増しツヤツヤしていました。

嬉しかった。

 

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当時このダイニングセット納品した時、奥様は出産のため留守にしていました。

その時のお嬢ちゃんが、帰る時に 「ありがとう」 って言ってくれた時は、ちょっと涙が出そうになりま

したよ。

 

これからも家族と共に歴史を重ねていくでしょう。

そして、木工の「傳」 のルーツとなる作品。 これからも見つめていきたいと思います。